制限酵素、又はエンドヌクレアーゼは特定配列を認識しDNAを切断します。本来この酵素はバクテリオファージ(バクテリアに感染するウイルス)に対する防御機構としてバクテリアが作り出すものです。バクテリアの制限酵素は侵入したバクテリオファージのDNAを切断します。しかしバクテリア自身のゲノムDNAはメチル基が付加されているため制限酵素により認識されません。
このビデオでは、まず制限酵素の基本原理: 制限酵素の名前の由来、認識部位のタイプ、について説明しています。また、制限酵素処理のセットアップ方法、反応混合液の調製方法、一般的なインキュベーション温度や時間などの一般的手法を段階的に紹介しています。その中で、スター活性を防止するための制限酵素不活性化の必要性に触れ、さらに複数の制限酵素を用いた処理法やコントロール使用などのヒントも紹介しています。
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