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運動エネルギー

JoVE Core
生物学
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JoVE Core 生物学
Kinetic Energy

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00:23 min
March 11, 2019

運動エネルギーとは、運動している物体が仕事をしたり、変化する能力です。運動エネルギーはさまざまな形をとります。例えば、滝を流れ落ちる水には運動エネルギーがあります。生態系では、光の粒子が植物に吸収され、化学エネルギーを作り出します。動物はその化学エネルギーを消費し、自分の匂いを伝える分子を空気中へ放出します。また、動物は外敵から逃げるときも運動エネルギーを生み出します。太陽系のように、惑星全体や星が動いている系全体もまた運動エネルギーを持っているのです。

運動エネルギー

運動エネルギーとは、物体が動いているときのエネルギーをさします。例えば、ダムの水には位置エネルギーがある一方で、滝を急激に流れ落ちる水には運動エネルギーがあります。滝の下で水が流れを止めて溜まると、そのエネルギーは再び位置エネルギーへと変換されます。

生態系では、物体が様々な動きをするために、運動エネルギーは多様な形をとります。例えば、植物が成長し食物を作るために吸収する光の粒子は、非常に速く動き、形を変え、仕事ー炭水化物の形で化学エネルギーを作るーに利用されます。

運動エネルギーは、動物の匂いを運ぶ分子を漂わせ、近くの捕食者を惹きつけます。植物からの化学エネルギーは、動物に消費されると、運動エネルギーの形で動物が捕食者から逃げることを可能にします。

運動エネルギーは、物体から別の物体へと伝達されます。例えば、ビリヤードをする人がボールを打つと、その運動エネルギーはそれから別のボールに当たり、別のボールが動き出します。太陽系の惑星や星の動きのように、系全体もまた運動エネルギーを持っています。