このチェアサイドプロトコールでは、ステージIII/IVの歯周炎に対するスケーリングおよびルートプレーニングの補助療法として、生分解性14%ドキシサイクリンゲルの投与について解説します。具体的には、スクリーニング、ランダム化、標準化された器具操作、品質チェックを伴うゲルの塗布、1、3、6ヶ月後のフォローアップ、および部位特異的な微生物サンプリングを行い、代表的な臨床的・微生物学的結果を提示します。
方法論記事
このチェアサイドプロトコールでは、ステージIII/IVの歯周炎に対するスケーリングおよびルートプレーニングの補助療法として、生分解性14%ドキシサイクリンゲルの投与について解説します。具体的には、スクリーニング、ランダム化、標準化された器具操作、品質チェックを伴うゲルの塗布、1、3、6ヶ月後のフォローアップ、および部位特異的な微生物サンプリングを行い、代表的な臨床的・微生物学的結果を提示します。
補助的な抗菌薬の使用は、深い periodontal pocket(歯周ポケット)内の残存病原体を抑制することにより、非外科的歯周治療の効果を高めることができる。本記事では、ステージIIIまたはIVの歯周炎を有する成人を対象に、スケーリングおよびルートプレーニング(SRP)の補助として、生分解性14%ドキシサイクリンゲルを投与するための再現可能なチェアサイドプロトコルを提示する。ワークフローには、参加者のスクリーニングとインフォームドコンセント、3群(SRP+ドキシサイクリンゲル、SRP+プラセボゲル、SRP単独)へのランダム化、割付の隠蔽、標準化された全顎デブリードメント、および鈍端カニューレを用いた底部から辺縁へ向かう充填アプローチによる盲検化されたゲルの投与が含まれる。術後の指示、および1、3、6か月後に予定されているフォローアップについて記述し、術者間および訪問間での一貫性を確保する。臨床的アウトカムには、プロービングポケット深さ(PPD)、臨床的付着レベル(CAL)、歯肉指数(GI)、およびプロービング時の出血(BOP)が含まれる。部位特異的な微生物学的サンプリングでは、レッドコンプレックス細菌(Porphyromonas gingivalis, Tannerella forsythia、および トレポネーマ・デンティコラ滅菌済みのペーパーポイントを使用し、定義済みの品質管理に基づいた定量的なラボ分析をその後に行います。再現性と安全性を高めるため、検者のキャリブレーション、器具の滅菌チェック、およびプロトコルの停止基準を規定しています。代表的な結果から、補助的なドキシサイクリンゲルの使用は、より深い残存歯周ポケットにおいて増分的な利益をもたらす可能性が最も高く、全顎平均における群間差はより小さくなると予想されます。これは、徹底したSRP後の局所投与抗菌剤に関する先行知見と一致しています。本プロトコルは、ビデオ撮影が可能であり、臨床研究や高度な歯周病治療トレーニングに容易に導入できるように設計されています。
慢性歯周炎は、歯周ポケットの形成、プロービング時の出血、および歯槽骨の吸収を特徴とする、歯周支持組織の一般的かつ進行性の炎症性疾患であり、効果的な管理が行われない場合、歯の動揺や脱落に至ることがあります1。予防と治療の進歩にもかかわらず、世界的な負担は依然として大きく、最近の疫学的統合により、成人における有病率が持続的に高く、重度疾患がかなりの割合を占めていることが示されています2,3。本プロトコルの全体的な目的は、綿密なSRP(スケーリング・ルートプレーニング)後の補助的な局所抗菌薬投与のための標準的なチェアサイドワークフローを提供し、日常的な臨床診療および臨床研究において再現可能な実施と一貫した結果評価を可能にすることです。
SRPは非外科的歯周治療の基盤である4。SRPによって歯槽下バイオフィルムを破壊し、歯石を除去することで、微生物負荷と炎症活性が軽減され、軟組織の回復が可能となる5˒6。しかし、SRP単独では、深い部位や形態的に複雑な部位において不十分な場合があり、そこでは残留バイオフィルム、解剖学的な不規則性、および急速な再定着が、臨床反応のばらつきや、歯周ポケットの残存または再発の要因となる7。現代のステージング枠組みによれば、ステージIII/IVの症例では、高度な付着喪失に複雑な要因が組み合わさっていることが多く、初期治療後に深い部位が残存する可能性が高まることが示されている8。
そのため、局所薬剤投与システムは、入念なインストゥルメンテーション後も残存する部位特異的な深いポケットを管理するための補助手段として採用されており、全身性抗菌薬に伴う曝露や適正管理(スチュワードシップ)への懸念を避けつつ、局所的な治療結果を改善することを実用的な目的としています9。日常的な臨床使用において、これらの補助手段は、全顎的に一律に適用するのではなく、SRP(スケーリング・ルートプレーニング)のみでは予後が予測しにくい局所的な深い部位(例:解剖学的に複雑な部位や、デブライドメント後も6 mm以上の深さが残るポケットなど)に対して一般的に適用されます10。
局所投与されるドキシサイクリンゲルは、そのような補助療法の典型例である11。ドキシサイクリンは、主要な歯周病原体に対する抗菌活性と、結合組織の崩壊に関与するマトリックスメタロプロテアーゼに対する抑制効果を兼ね備えている。入念なSRPの後、鈍端カニューレを用いてポケット底に投与することで、徐放性製剤は全身への曝露を限定しつつ、局所的な高濃度状態を維持することができる12。重要な点として、既存の臨床的および微生物学的エビデンスにより、局所投与抗菌薬による追加的な有益性は深在部位で最も一貫して検出される一方、SRPが厳格に実施された場合、全顎平均の差はわずかである可能性が繰り返し示唆されている13。これらの知見に基づき、部位の選択、器具操作に対するタイミング、および術者の手技を、単なる手順上の詳細ではなく、有効性を決定付ける要因として扱う一般的な使用プロトコルが形成されている14。
他の補助的な局所抗菌剤や代替的なアプローチと比較して、ドキシサイクリンゲルの塗布は、機械的なデブリードメントの終点を変更することなく、標準的なSRPワークフローに組み込むことができる実用的かつ部位標的的な戦略を提供します。歯周治療において、さまざまな局所投与形式や非抗菌性の補助剤が用いられてきましたが、適用技術、品質管理、およびフォローアップ評価のプロトコルは大幅に異なり、その結果、保持力、患者の耐容性、および再現性の違いが、異なる環境間での解釈に影響を及ぼす可能性があります。本アプローチの主な利点は、標準化されたSRPを、明確に規定されたゲル塗布技術および事前定義された品質チェックと組み合わせることで、術者やクリニック間での一貫したチェアサイドでの実施と、比較可能な結果の読み取りをサポートすることにあります。SRPの補助としてドキシサイクリンゲルを用いることに関する膨大な文献があるにもかかわらず、主要な手順上の要素が研究やクリニック間で一貫して適用または報告されていないため、標準化されたプロトコルが依然として必要です。部位の選択、器具操作に対するタイミング、分離と水分制御、カニューレの配置、充填戦略、および塗布後の指示におけるばらつきは、ゲルの保持力と局所的な曝露量に影響を与え、結果の不均一性を招き、研究間の比較可能性を制限します。本プロトコルでは、これらの技術的に重要なステップを標準化し、事前定義された品質管理チェックポイントを組み込み、フォローアップ評価を臨床的に意味のある再評価期間に合わせることで、チェアサイドでの使用と研究報告の両方における再現性を向上させます。
臨床的なパフォーマンスは依然として手技に依存します。術野の隔離、カニューレの配置、基底側から縁側への充填戦略、および注入直後の早期ケアが、ゲルの保持力、患者の快適性、および治療結果に影響を与えます15。加えて、処置直後の中等度から重度の部位におけるプロービングは、早期の治癒動態に影響される可能性があるため、短期(例:4週間)のプロービングベースのエンドポイントを重視するか、あるいはより後期の時点まで延期するかによって、プロトコルが異なります。この検討事項は、読者が試験デザインをチェアサイドでの意思決定に適用する際に特に重要となります16。
本プロトコルは、SRPを標準化されたエンドポイントまで実施でき、かつ規定の時点でフォローアップ受診が可能な外来の歯科または歯周病クリニックにおいて、非外科的歯周治療を受ける成人患者に最も適しています。特に、SRPのみでは予後予測が困難な局所的な深い部位や解剖学的に困難な部位を有するステージIII/IVの慢性歯周炎患者で、部位レベルのモニタリング(臨床指標および微生物学的サンプリング)が可能である場合に非常に適しています。
本記事では、ステージIII/IVの慢性歯周炎を有する成人を対象に、SRPの補助療法として14%ドキシサイクリンゲルをチェアサイドで投与するための、再現可能なビデオ対応プロトコルを提示します。本手法には、スクリーニングと同意、ランダム化と盲検化、標準化されたSRP、定義済みの品質管理に基づいたゲルの塗布、および1、3、6ヶ月後のフォローアップ評価(レッドコンプレックス菌を標的とした部位特異的な微生物学的サンプリングを含む)が含まれます。代表的な結果として、プロトコルを忠実に実行した場合に期待されるプロービング深さの減少、臨床的付着レベルの改善、および微生物抑制の範囲を示します。なお、全顎的な均一な効果よりも、深い残存ポケット部位における適用性を重視した保守的な解釈を維持しています17。
倫理声明
本研究が施設の人類研究ガイドラインに準拠していることを確認し、被験者の募集を開始する前に倫理委員会の承認を得ること。研究に関するあらゆる手順を開始する前に、参加、匿名化されたデータの使用、およびビデオ録画の内容について、各参加者から書面によるインフォームド・コンセントを得ること。
1. 倫理的承認、監督および登録
2. 研究デザインおよびタイムライン
3. サンプルサイズとランダム化
4. 適格性スクリーニング
5. ベースラインの準備
6. 標準化されたSRP(全群)
7. グループAまたはBのチェアサイドでのゲル塗布
8. 微生物サンプリング
9. 配置後の指示事項
10. 臨床測定
11. フォローアップスケジュールおよび評価
12. データ管理とマスキング
13. 統計解析
14. 安全性のモニタリング
15. 品質保証と忠実度
Participant disposition (CONSORT)
Participant flow followed the pre-specified randomized three-arm design and is summarized in Figure 3 (CONSORT flow diagram). Among 151 screened individuals, 97 eligible participants were randomized in a 1:1:1 ratio to Group A (SRP + 14% doxycycline gel), Group B (SRP + placebo gel), and Group C (SRP only). Follow-up visits were scheduled at 1, 3, and 6 months. The final analysis sets comprised n = 31 (Group A), n = 34 (Group B), and n = 32 (Group C). Losses to follow-up were primarily due to contact failure and protocol-based exclusions (e.g., withdrawal of consent or intercurrent illness). Analyses were conducted according to the pre-specified analysis populations, and missing observations were handled as defined in the protocol.
Clinical outcomes (PPD, CAL, GI, BOP)
Trajectories for the co-primary endpoints are shown in Figure 4 (PPD over time) and Figure 5 (CAL over time), with inflammation-related indices shown in Figure 6 (GI and BOP). Full-mouth descriptive values for each time point are summarized in Table 2. Across all arms, within-group improvements were observed from baseline through months 3 and 6.
In the dataset corresponding to Table 2, mean PPD (mm) decreased from 5.28 ± 0.45 (Group A), 5.12 ± 0.42 (Group B), and 5.36 ± 0.48 (Group C) at baseline to 4.22 ± 0.55, 4.31 ± 0.52, and 4.23 ± 0.51 at month 3, and to 3.91 ± 0.48, 3.87 ± 0.46, and 3.90 ± 0.49 at month 6, respectively. CAL (mm) showed parallel gains, changing from 5.93 ± 0.64 (Group A), 5.77 ± 0.59 (Group B), and 6.02 ± 0.67 (Group C) at baseline to 5.02 ± 0.52, 5.08 ± 0.53, and 5.01 ± 0.50 at month 3, and to 4.77 ± 0.51, 4.81 ± 0.50, and 4.72 ± 0.54 at month 6. Gingival inflammation also improved over time. Mean GI decreased from 1.92 ± 0.45 (Group A), 1.87 ± 0.42 (Group B), and 1.98 ± 0.47 (Group C) at baseline to 1.52 ± 0.43, 1.56 ± 0.44, and 1.50 ± 0.42 at month 3, and to 1.35 ± 0.39, 1.40 ± 0.40, and 1.30 ± 0.38 at month 6. BOP positivity similarly declined from 22/31 (70.97%), 19/34 (55.88%), and 21/32 (65.63%) at baseline to 9/31 (29.03%), 8/34 (23.53%), and 7/32 (21.88%) at month 3, and to 5/31 (16.13%), 6/34 (17.65%), and 4/32 (12.50%) at month 6 (Table 2).
Between-group comparisons for the co-primary endpoints (PPD and CAL) at months 3 and 6 were evaluated using baseline-adjusted models and are reported as adjusted mean differences (AMD), 95% confidence intervals (CI), and p values. For PPD at month 3, AMD(A–B) = −0.10 mm (95% CI −0.24 to 0.04; p = 0.164; Cohen’s d = 0.22) and AMD(A–C) = −0.05 mm (95% CI −0.19 to 0.09; p = 0.476; d = 0.11). For PPD at month 6, AMD(A–B) = 0.03 mm (95% CI −0.10 to 0.16; p = 0.656; d = 0.06) and AMD(A–C) = 0.01 mm (95% CI −0.12 to 0.14; p = 0.884; d = 0.02). For CAL at month 3, AMD(A–B) = −0.08 mm (95% CI −0.24 to 0.08; p = 0.324; d = 0.16) and AMD(A–C) = 0.02 mm (95% CI −0.14 to 0.18; p = 0.806; d = 0.04). For CAL at month 6, AMD(A–B) = −0.05 mm (95% CI −0.20 to 0.10; p = 0.512; d = 0.10) and AMD(A–C) = 0.06 mm (95% CI −0.10 to 0.22; p = 0.462; d = 0.12).
Because probing-based endpoints can be sensitive to early healing dynamics, the protocol did not collect full-mouth PPD, CAL, GI, or BOP at the 1-month visit. The 1-month visit was reserved for microbiological sampling and standardized monitoring of safety and adherence (adverse events, protocol deviations, and home-care reinforcement) according to the pre-specified visit schedule. Accordingly, between-group statistical comparisons for full-mouth clinical outcomes are reported for the 3- and 6-month follow-up time points.
Pre-specified deep-site contrasts (treated index sites vs matched reference sites)
Pre-specified contrasts focusing on deep qualifying sites (baseline PPD ≥ 6−7 mm; corresponding to treated index sites in Groups A and B and matched reference sites in Group C) were analyzed separately. At month 3, the baseline-adjusted deep-site PPD reduction was greater in Group A than Group B: AMD(A−B) = -0.32 mm (95% CI -0.58 to -0.06; p = 0.016; d = 0.52); the contrast versus Group C was smaller: AMD(A−C) = -0.21 mm (95% CI -0.49 to 0.07; p = 0.140; d = 0.34). At month 6, a similar pattern was observed for deep-site PPD: AMD(A−B) = -0.28 mm (95% CI -0.55 to -0.01; p = 0.042; d = 0.45). Deep-site CAL showed a concordant direction at month 6: AMD(A − B) = -0.25 mm (95% CI -0.48 to -0.02; p = 0.034; d = 0.41).
Microbiological outcomes (qPCR)
Red-complex targets (P. gingivalis, T. forsythia, and T. denticola) were quantified by qPCR at baseline and at 1, 3, and 6 months (Figure 7). Bacterial loads are reported as log10 copies per site. From baseline to month 6, median reductions (Δlog10 copies per site, median [IQR]) were: P. gingivalis 1.35 [0.90–1.80] in Group A, 0.92 [0.55–1.30] in Group B, and 0.88 [0.50–1.25] in Group C (Kruskal–Wallis p = 0.012; Dunn–Holm pairwise: A vs B p = 0.018, A vs C p = 0.026, B vs C p = 0.742). For T. forsythia, reductions were 1.20 [0.80–1.65], 0.81 [0.45–1.20], and 0.77 [0.40–1.15], respectively (Kruskal–Wallis p = 0.020; pairwise: A vs B p = 0.031, A vs C p = 0.044, B vs C p = 0.801). For T. denticola, reductions were 0.98 [0.60–1.40], 0.80 [0.45–1.15], and 0.78 [0.40–1.10], respectively (Kruskal–Wallis p = 0.168; pairwise comparisons were not statistically significant after multiplicity adjustment).
Quality control criteria were applied to each batch as pre-specified. Each run included extraction blanks and no-template controls, and reactions were performed in duplicate with repeat testing when duplicate variability exceeded the acceptance threshold. Batch acceptance required a standard-curve R2 ≥ 0.99, amplification efficiency within 90–110%, and duplicate Ct standard deviation ≤ 0.35.
Visual markers of response (optional)
When available, standardized intraoral stills captured at baseline and follow-up can be presented to illustrate reduced erythema and edema, improved marginal cleanliness, and shallower probing with minimal bleeding. If included, present these images as Supplementary Figure S1 using consistent lighting, angulation, and tooth-site labeling, and avoid introducing new claims beyond the quantitative outcomes.

Figure 1: Treatment timeline. Baseline supragingival plaque control and full-mouth clinical charting are followed by standardized subgingival scaling and root planing (SRP). In Groups A and B, gel is placed immediately after completion of SRP in the same visit at pre-specified qualifying index sites. Follow-up visits occur at 1, 3, and 6 months. At the 1-month visit, perform microbiological sampling and standardized monitoring of safety and adherence (adverse events, protocol deviations, and home-care reinforcement) according to the schedule shown; reserve full-mouth clinical assessments for the 3- and 6-month visits. Please click here to view a larger version of this figure.

Figure 2: Chairside gel application steps. Isolate the field with cotton rolls and high-volume evacuation, then seat a blunt cannula to the pocket base. Express gel while withdrawing the cannula to fill the pocket from base to margin, then gently stabilize the marginal meniscus to support retention. Do not probe or re-instrument treated sites for 7 days after placement. Please click here to view a larger version of this figure.

Figure 3: CONSORT flow diagram. Screening, eligibility assessment, randomization (1:1:1), follow-up, and analysis sets are shown for Group A (SRP + 14% doxycycline gel), Group B (SRP + placebo gel), and Group C (SRP only), together with reasons for exclusions and losses to follow-up. Please click here to view a larger version of this figure.

Figure 4: Probing pocket depth (PPD) over time. Mean (± 95% CI) full-mouth PPD (mm) at baseline, 3, and 6 months for each group. All arms show time-dependent improvement after standardized therapy. A pre-specified site-level contrast is also summarized for deep qualifying index sites (baseline PPD ≥ 6–7 mm; treated index sites in Groups A and B and matched reference sites in Group C) to evaluate whether adjunctive therapy yields greater change at deeper pockets. Please click here to view a larger version of this figure.

Figure 5: Clinical attachment level (CAL) over time. Mean (± 95% CI) full-mouth CAL (mm) at baseline, 3, and 6 months for each group. CAL gains parallel PPD reductions across follow-up. Interpret between-group differences conservatively at the full-mouth level and anchor site-level interpretation to pre-specified deep qualifying index sites. Please click here to view a larger version of this figure.

Figure 6: Gingival index (GI) and bleeding on probing (BOP). Group-wise trajectories of GI (0–3 scale) and BOP, expressed as the percentage of sites bleeding within 15 s after standardized probing, at baseline, 3, and 6 months. Assess GI and BOP using a pre-specified scoring guide and a standardized probing sequence to ensure comparability across visits. Please click here to view a larger version of this figure.

Figure 7: Microbiological loads by qPCR. Subgingival red-complex targets (P. gingivalis, T. forsythia, and T. denticola) quantified by qPCR at baseline, 1, 3, and 6 months and reported as log10 copies per site. Samples are obtained from prespecified sites (treated index sites in Groups A and B; matched reference sites in Group C) and tracked longitudinally across visits. Representative data show reductions after SRP in all groups, with the largest median decreases for P. gingivalis and T. forsythia in the doxycycline arm by month 6, consistent with site-level bacterial suppression under the described quality-control criteria. Please click here to view a larger version of this figure.
General statistical note for figures. Conduct longitudinal analyses using the prespecified model (e.g., mixed models and/or ANCOVA adjusting for baseline), set α = 0.05 (two-tailed), and ensure that all reported p values and confidence intervals match exported statistical outputs. Avoid language implying between-group superiority when p ≥ 0.05.
Table 1: Eligibility criteria. Inclusion and exclusion checklist used at screening for adults with stage III/IV periodontitis, including age range, site-level qualifying thresholds for adjunctive therapy, medical contraindications, recent systemic antibiotic exposure, and allergy history. Please click here to download this Table.
Table 2: Baseline characteristics and full-mouth clinical parameters over follow-up. Baseline demographics, baseline index-site PPD strata, and full-mouth outcomes (PPD, CAL, GI, BOP) are summarized for Group A (SRP + 14% doxycycline gel), Group B (SRP + placebo gel), and Group C (SRP only) at baseline, 3 months, and 6 months. Baseline-adjusted between-group comparisons for PPD and CAL at 3 and 6 months are reported as adjusted mean differences (AMD) with 95% confidence intervals (CI), p values, and Cohen’s d. Please click here to download this Table.
Table 3: Assessment schedule and allowable windows. Overview of assessments performed at baseline, 1, 3, and 6 months, together with allowable visit windows. At the 1-month visit, perform microbiological sampling and standardized monitoring of safety and adherence (adverse events, protocol deviations, and home-care reinforcement) and do not collect full-mouth clinical indices (PPD, CAL, GI, and BOP). Document any deviations from the pre-specified 1-month assessment rule. Please click here to download this Table.
Supplementary Figure S1. Please click here to download this File.
このランダム化二重盲検プラセボ対照試験では、ステージIII/IVの慢性歯周炎患者において、標準的なSRPの補助としてチェアサイドで14%ドキシサイクリン外用ゲルを投与することが、さらなる有益性をもたらすかどうかを評価しました。すべての群において、全顎指標(PPD、CAL、GI、BOP)は3ヶ月および6ヶ月時点で改善しており、これは効果的な非外科的治療に対する期待される反応と一致していました。このような背景の中、事前に規定された深在ポケット部位の解析では、6ヶ月時点でドキシサイクリン投与群において方向性としてより大きな反応が示されましたが、本データセットにおける全顎レベルでの群間差はわずかでした18。局所徐放性薬剤は、高品質なSRPが実施された場合の全顎平均値を変動させることではなく、SRP単独では結果の予測が困難な残存深在ポケットを標的とすることを目的としているため、部位ベースの解釈は臨床的に整合しています19。したがって、解釈の妥当性は、全顎の結果と事前に規定された適格部位を厳格に区別し、一貫した投与手技および追跡期間中の継続的な部位トラッキングを維持することにかかっています。
実務上のトラブルシューティングに関する議論は、保持能力および比較可能性に影響を与える問題に限定されるべきである。歯肉溝滲出液または辺縁出血によって配置が妨げられる場合は、部位を再度分離し、低侵襲な止血が達成されるまで処置を延期させる。軽微な辺縁への流出は、追加の器具を使用せずに慎重に取り除くことで対処できる。早期のゲルの脱落が報告された場合は、そのタイミングと考えられる原因を記録し、場当たり的な再塗布ではなく、あらかじめ規定された逸脱ルールに基づいて管理する必要がある。
早期の治癒動態に対する測定関連の潜在的な干渉を軽減するため、本プロトコルでは1ヶ月目の来院時に全顎プロービングに基づくエンドポイントの設定を回避しました。その回の来院は、微生物学的サンプリングならびに炎症と安全性の標準的なモニタリングに充てられ、プロービングに基づく臨床的解釈の基準を3ヶ月後および6ヶ月後の評価に据えました。
メカニズムとしては、局所的なドキシサイクリン投与により、全身への曝露を制限しつつ、歯周ポケット内での高濃度を達成でき、さらにドキシサイクリンが困難な部位における付着安定性を支持するホスト調節効果を及ぼす可能性があります20。この根拠と一致するように、6か月目までにドキシサイクリン群においてP. gingivalisおよびT. forsythiaのより強力な抑制を示すqPCRの軌跡は、深い部位における反応パターンの生物学的妥当性を示しており21,22、レッドコンプレックス細菌の関連性とqPCRベースの定量法は十分に確立されています23,24。
いかなる増分的な有益性の程度および部位についても、SRPと併用して評価された補助的戦略の文脈において解釈されるべきである。局所投与ゲル(非ドキシサイクリン製剤を含む)の臨床研究全体を通して、増分的な効果が現れる場合は、深い部位や炎症が強い部位に集中することが多く、全顎平均に大きな変動をもたらすのではなく、部位の選択や投与手技に左右される傾向がある25。ゲル補助剤間の比較研究においても同様に、明らかな利点はSRPの手技的な厳密さ、ポケットの選択、および一貫した適用手順に依存することが強調されており、再現性を向上させるための手技チェックポイントの利用が支持されている26。対照的に、マウスウォッシュとして投与される抗菌補助剤は、歯肉炎症を軽減させることができるが、一般的に部位特異性が低く、コンプライアンスへの依存度が高いため、残存する深いポケットを標的とするポケットベースのゲル投与とは概念的に異なる27。
本プロトコルの解釈および拡張にあたっては、いくつかの制限を考慮する必要があります。本データセットでは、全顎の群間p値が限られていたため、付加的な利益に関する推論は、あらかじめ規定された深在部位の対比に基づいたままとし、カテゴリー的な優越性の主張を避け、信頼区間を伴う効果量を用いて伝達すべきです28,29。参加者の不均一性(例:喫煙および糖尿病の状態)が、補助的な効果を減弱させる可能性があります。これらの要因は記録されていましたが、本研究は頑健な調整分析を行うための検出力を備えていませんでした30。微生物学的パネルは標準的な標的に焦点を当てていました31。より広範なコミュニティの変動やキーストーンダイナミクスは評価されておらず、生態学的な再構築をより包括的に把握するには、16Sまたはショットガン解析アプローチが必要となります32,33。最後に、耐性菌の選択や再発パターンを含む抗菌薬適正使用(アンチバイオティクス・ステワードシップ)に関する検討は、今回の範囲外であり、臨床応用を目指す今後の実施において統合されるべきです34。
要約すると、標準化された手技に依存するチェアサイドアプローチを用いてSRPの補助療法として投与した場合、14%トポカルドキシサイクリンゲルは、あらかじめ指定された深い歯周ポケットにおいて最も顕著なさらなる改善に関連していましたが、本データセットにおける全顎的な群間差はわずかでした35。今後の研究では、あらかじめ指定した深いポケットの解析、より長期のフォローアップ(12~24ヶ月)、体系的な管理と安全性モニタリング、および導入の意思決定を支援するための患者中心の評価項目や経済的評価項目の組み込みを行い、十分な検出力を持つ多施設共同ランダム化比較試験によってこれらの知見を確認する必要があります36。
著者は利益相反がないことを宣言します。
本研究に寄与し、支援してくださったすべての共同研究者に感謝いたします。
| 名前 | 会社 | カタログ番号 | コメント |
|---|---|---|---|
| ATM | Anaerobe Systems | AS-911 | 6 mLチューブ;歯周ポケット内ペーパーポイント輸送用 |
| 麻酔カートリッジ(2%リドカイン、エピネフリン 1:100,000配合) | Septodont | 99167 | 必要に応じて、SRP(スケーリング・ルートプレーニング)のための局所麻酔を行う |
| 吸引式歯科用注射器 | Hu-Friedy | ASPI | 歯科用局所麻酔投与のために |
| 天秤(プローブ力校正用) | Ohaus | SPX2201 | 携帯用電子天秤;20回使用–25 gのプローブ加圧精度の検証 |
| コットンロール、中、非滅菌 | Henry Schein | 5703767 | ゲルの配置およびサンプリング時におけるフィールドアイソレーション |
| キュレット、グレイシー 1/2 | Hu-Friedy | SG1/2 | SRP器具(前歯部) |
| キュレット、グレイシー 11/12(リジッド) | Hu-Friedy | SGR11/12R | SRPインストルメンテーション(近心臼歯部) |
| キュレット、グレイシー 13/14 | Hu-Friedy | SG13/14 | SRPインストルメンテーション(遠心臼歯) |
| 除染溶液(10%次亜塩素酸ナトリウム使用液)* | Fisherbrand (Thermo Fisher Scientific) | 23640500 | PCR前およびPCR後区域の表面除染(施設内の標準作業手順書(SOP)に従って準備・使用すること) |
| 使い捨てフェイスマスク(3層構造、耳掛け式) | Fisherbrand | 12-888-001A | バイオセーフティ標準作業手順書(SOP)に従った、日常的なチェアサイドまたはラボでの使用 |
| 使い捨てニトリル検査用手袋 | Kimberly-Clark | 55082 | パウダーフリーニトリル手袋 |
| DNA抽出キット | QIAGEN | 51304 | QIAamp DNA Mini Kit(細菌DNA抽出) |
| 歯科用エクスプローラー (TU17/23) | Hu-Friedy | EXTU17/236 | 残存歯石の検出;触診による終点確認 |
| ドキシサイクリンゲル 14%(歯周病治療用ゲル) | Kulzer | 397309 | Ligosan徐放性製剤;グループA局所投与用 |
| フィルター付きピペットチップ 20 µL | Axygen (Corning) | TF-20-R-S | 滅菌済みエアロゾルバリアチップ |
| フィルター付きピペットチップ 200 µL | Axygen (Corning) | TF-200-R-S | 滅菌済みエアロゾルバリアチップ |
| フィルター付きピペットチップ 1000 µL | Axygen (Corning) | TF-1000-R-S | 滅菌済みエアロゾルバリアチップ |
| 滅菌ガーゼスポンジ 4枚 × 4 | Medline | PRM21408 | 必要に応じて、チェアサイドでの隔離および止血を行う |
| 滅菌生理食塩水(0.9%) | バクスター | 2F7124 | SRP後の歯周ポケット洗浄 |
| マイクロブラシアプリケーター | Microbrush International | MB-400 | ゲルのメニスカスの成形および安定化のため |
| 卓上遠心機 | Eppendorf | 5404000013 | 遠心機 5424 R(または同等品) |
| マイクロピペット、0.5–10 µL | Eppendorf | 3123000020 | リサーチプラス(シングルチャンネル) |
| マイクロピペット、10μL–100 µL | Eppendorf | 3123000055 | リサーチプラス(シングルチャンネル) |
| マイクロピペット, 100–1000 µL | Eppendorf | 3123000063 | リサーチプラス(シングルチャンネル) |
| ヌクレアーゼフリー水 | Invitrogen (Thermo Fisher Scientific) | AM9937 | qPCRのセットアップおよび希釈について |
| ペーパーポイント、滅菌済み、サイズ30 | Dentsply Sirona | A022T00003000 | 歯槽下サンプリング;プール2–1サイトあたり3個 |
| PCRプレート、光学式96ウェル(ファストクリア) | Applied Biosystems (Thermo Fisher Scientific) | 4483485 | 光学96ウェルプレート |
| プラセボゲルベース:グリセロール(分子生物学グレード) | Sigma-Aldrich (Merck) | G5516 | 調製する場合のプラセボゲル賦形剤 |
| プラセボゲル基材:ヒドロキシエチルセルロース | Merck | 822068 | 調剤される場合のプラセボ用ゲル増粘剤 |
| プラセボゲルベース:リン酸緩衝生理食塩水 | Sigma-Aldrich (Merck) | P4474 | 調製済みの場合のプラセボゲル希釈剤(滅菌ろ過済みPBS) |
| 歯周検診用プローブ(UNC-15) | Hu-Friedy | PCPUNC15 | 1歯につき6部位でのPPD/CAL測定 |
| qPCR装置(リアルタイムPCRシステム) | Applied Biosystems (Thermo Fisher Scientific) | A28139 | QuantStudio 5、96ウェル、0.2 mLブロック |
| qPCRマスターミックス(SYBR Green) | Applied Biosystems (Thermo Fisher Scientific) | K0221 | PowerUp SYBR Green Master Mix(または同等品) |
| qPCR解析ソフトウェア(装置ソフトウェア) | Applied Biosystems (Thermo Fisher Scientific) | 該当なし | QuantStudio デザイン & 解析ソフトウェア(インストール済みバージョン) |
| 密封封筒用品(割付隠蔽) | Tyvek (DuPont) | S-10562 | ランダム化のための不透明封筒(または同等のもの) |
| 統計解析ソフト | IBM | 該当なし | IBM SPSS Statistics バージョン 26.0 |
| 表面消毒剤(70%エタノール溶液)* | Decon Labs | 04-355-122 | SaniHol™ 70%エタノール溶液(調製済み) |
| 滅菌シリンジ、1 mL(必要に応じてゲルの操作に使用) | BD | 309659 | ルアーロック、チェアサイドでの調製 |
| 歯周ポケット内用鈍端カニュレ(洗浄・挿入) | Cardinal Health (Monoject) | 8881202397 | 歯周ポケット注入用鈍端カニューレ |
| 超音波スケーラー装置 | Dentsply Sirona | 81302 | Cavitron Select SPS(または同等品) |
| ボルテックスミキサー | サイエンティフィック・インダストリーズ | 入力がありません。翻訳するテキストをご提供ください。 | サンプルの均質化用ラボミキサー |