26.2
イトヨのオスが 他のオスからなわばりを 守る方法には 決まった行動パターンがあり それらは、一度開始すると通常完了まで行われる、直感的で決まりきった一連の行動です。繁殖期になると、赤い腹を持つイトヨのオスは 巣をつくり、赤い腹を持たないメスを誘惑し 生殖を行います。もし他のオスが近づくと 巣の主のオスは攻撃を開始します。興味深いことに、本物には見えない 下部が赤い魚の模型を近づけても 同じ攻撃行動が行われます。もし赤い部分が無い本物そっくりのイトヨの模型を 近づけても、オスは攻撃をしません。よって、赤い腹部は信号刺激であり 決まった行動パターンを引き起こします。これらのパターンは生得的なものであり、学習されるわけではありません。イトヨの場合は、この組み込まれた行動が 子孫を襲ったり卵を破壊しようとする 他のオスを追い払い オスが子孫残しやすくしています
固定行動パターン(Fixed Action Pattern: FAP)とは、標識刺激と呼ばれる外部刺激に反応して起こる、硬く組み込まれた特定の一連の行動のことです。その行動は基本的に変更できず、種の個体間で毎回同じように進行するため、「固定」されています。
FAPの典型的な例は、1930年代…
著作権 © 2026 MyJoVE Corporation. 無断転載を禁じます。