16.12: In-situハイブリダイゼーション

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Molecular Biology
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In-situ Hybridization
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02:31 min
April 07, 2021

In situハイブリダイゼーション(ISH)は、標識プローブを使用して、細胞、組織、または組織切片中の特定のDNAまたはRNA分子を検出し、局在化するために使用される技術です。この技術は、1969年に核酸の研究に初めて使用されました。現在、科学研究や臨床現場、特に診断目的で不可欠なツールとなっています。

プローブとラベルの種類

プローブは、細胞内の対応するヌクレオチド配列に結合するDNAまたはRNAの相補的な鎖です。in situハイブリダイゼーションでは、一本鎖DNAプローブ、二本鎖DNAプローブ、アンチセンスRNAプローブまたはリボプローブ、合成オリゴデオキシヌクレオチドプローブなど、さまざまなプローブが使用されます。プローブの選択は、感度、特異性、安定性、組織サンプルへの浸透の容易さなど、いくつかの要因によって異なります。

これらのプローブは、検出目的で放射性同位元素、蛍光色素、またはその他の抗原分子で標識できます。3H、35S、および32Pは広く使用されている放射性標識プローブですが、非放射性標識にはビオチン、ジゴキシゲニン、フルオレセインなどがあります。これらの標識は、末端標識、ニックトランスレーション、またはランダムプライマー合成法によってプローブDNA分子に接着することができます。オートラジオグラフィー、蛍光顕微鏡法、免疫組織化学などの検出法は、ハイブリダイズプローブに付着した標識に基づくターゲットの可視化に使用されます。

in situハイブリダイゼーションの長所と短所

in situハイブリダイゼーションの大きな利点の1つは、凍結組織にも適用して、入手が困難な組織を最大限に活用できることです。さらに、免疫組織化学などの他の手法と組み合わせて、サンプル中のタンパク質や活性mRNAを検出することもできます。しかし、DNAやRNAのコピーが少ないサンプルを扱う場合、in situハイブリダイゼーションを使用してターゲットを特定するのは難しい場合があります。