実験の結果は 独立変数と従属変数との関連性を 示唆する場合があります 変数間の関係である 相関関係が正数で 両方の変数が一緒に増減したり 負数になって一方が増加し もう片方が減少したりします さらに変数が互いに 無関係な場合もあります 明白な相関が直接的な因果関係である 因果関係を反映したものかを 見定めるため 追加の対照実験を行う必要があります 例えば 研究者が 5つの異なるヤモリの集団で 尾がなくなる 原因を突き止めようとし カラスに寄生する ダニの数が増えるにつれて 尾のないヤモリの数が 減少することに気づいた場合 この結果は負の相関になり カラスの寄生虫と ヤモリの尾が失われたことには 直接関連がないと 結論付けることができます しかし研究者が 各場所でカラスの数を数え カラスの数と尾のないヤモリの数には 正の相関関係が見られ カラスの胃の内容を調べると ヤモリの尾が見つかるかもしれません それでカラスの数が尾の無いヤモリの数を 直接決定するものとなりました