Back to chapter

7.4:

運動エネルギー

JoVE Core
Biology
A subscription to JoVE is required to view this content.  Sign in or start your free trial.
JoVE Core Biology
Kinetic Energy

Languages

Share

運動エネルギーとは 動いている物体が仕事をしたり 変化を起こしたりする能力のことです 生物学的システムでは 物は様々な仕方で動きます 光の小さな粒子が食物を生み出したり 動物が次の食事を得るために走ったり 分子が離れた場所にいて 近くにいる捕食者をおびき寄せたりします

7.4:

運動エネルギー

運動エネルギーとは、運動している物体が仕事をしたり、変化する能力です。運動エネルギーはさまざまな形をとります。例えば、滝を流れ落ちる水には運動エネルギーがあります。生態系では、光の粒子が植物に吸収され、化学エネルギーを作り出します。動物はその化学エネルギーを消費し、自分の匂いを伝える分子を空気中へ放出します。また、動物は外敵から逃げるときも運動エネルギーを生み出します。太陽系のように、惑星全体や星が動いている系全体もまた運動エネルギーを持っているのです。

運動エネルギー

運動エネルギーとは、物体が動いているときのエネルギーをさします。例えば、ダムの水には位置エネルギーがある一方で、滝を急激に流れ落ちる水には運動エネルギーがあります。滝の下で水が流れを止めて溜まると、そのエネルギーは再び位置エネルギーへと変換されます。

生態系では、物体が様々な動きをするために、運動エネルギーは多様な形をとります。例えば、植物が成長し食物を作るために吸収する光の粒子は、非常に速く動き、形を変え、仕事ー炭水化物の形で化学エネルギーを作るーに利用されます。

運動エネルギーは、動物の匂いを運ぶ分子を漂わせ、近くの捕食者を惹きつけます。植物からの化学エネルギーは、動物に消費されると、運動エネルギーの形で動物が捕食者から逃げることを可能にします。

運動エネルギーは、物体から別の物体へと伝達されます。例えば、ビリヤードをする人がボールを打つと、その運動エネルギーはそれから別のボールに当たり、別のボールが動き出します。太陽系の惑星や星の動きのように、系全体もまた運動エネルギーを持っています。

Suggested Reading

Kohn, Kathryn P., Sonia M. Underwood, and Melanie M. Cooper. “Energy Connections and Misconnections across Chemistry and Biology.” CBE Life Sciences Education 17, no. 1 (2018). [Source]