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22.6:

心臓の解剖学

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Anatomy of the Heart

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人間の心臓は拳サイズの筋肉で 3層の組織でできています。最外部の層である心外膜は 心臓を守り適切に維持する 心膜で覆われています。真ん中は心筋細胞である心筋で 心臓壁のほとんどを作っており 心内膜が内側を覆っています。心臓はまた、4つの心室に分かれており 上部の心室を心房といいます。右心房には冠静脈洞、上大静脈 そして下大静脈から血液が流れ込みます。一方で左心房には肺静脈から 血液が流れ込みます。下部の2つの心室である 右心室と左心室は血液を送り出します。さらに、結合組織でできた4つの主な弁によって 血液が一方向に流れ、逆流を防ぎます。特に、右側の心室は 三尖弁で仕切られており 左側は僧帽弁(二尖弁)で仕切られています。あとの2つの半月弁は 血液を心臓から送り出す働きをします。右側の肺動脈にあるのが 肺動脈弁で 左側の大動脈にあるのは 同様に大動脈弁と呼ばれています。

22.6:

心臓の解剖学

人間の心臓は、心臓を保護する膜である心膜に囲まれた3層の組織で構成されています。一番外側の心膜に最も近い層は心外膜です。心膜と心外膜の間には心膜腔があります。心外膜の下には、中間層である心筋と、最内層である心内膜があります。心臓には、右心房、右心室、左心房、左心室の4つの部屋があります。これらの部屋には、血液が間違った方向に流れないようにする房室弁と半月弁の2種類の弁があります。

血液の流れ

右心房には冠状動脈洞、上・下大静脈から血液が入ります。この血液は、心房への血液の逆流を防ぐ結合組織のフラップである右房心室弁(または三尖弁)を通って右心室に入ります。その後、血液は心臓から離れ、肺半月弁を通って肺動脈に入ります。その後、血液は肺静脈によって心臓の左心房に戻されます。左心房と左心室の間で、血液は再び房室弁を通過し、心房への逆流を防ぎます。この房室弁は二尖弁(または僧帽弁)と呼ばれます。血液は左心室から大動脈半月弁を通って大動脈に入り、心臓から出て循環系を通ってすべての臓器、筋肉、組織に送られます。

鼓動音

心臓の「ルブドゥブ、ルブドゥブ、ルブドゥブ」という独特の音は、心臓が収縮し、房室弁と半月弁が閉じることで発生します。心室から心房への逆流は、房室弁によって防止されています。房室弁が閉じると、「ルブ」という音がします。また、動脈から心室への血液の逆流を防ぐ半月弁が閉じると、「ドゥブ」という音がします。弁が完全に閉じなかったり開いたりすると、この独特の音が変化し、心雑音が発生します。

心血管疾患

心臓および循環器系の疾患である心血管疾患は、米国における最も一般的な死亡原因です。心臓の健康は、臓器や筋肉が最適に機能するために非常に重要です。血液の逆流、ポンプ機能の低下、血流の減少などにより、心臓の正常なポンプ機能が阻害されると、体内のすべての組織に供給される酸素量が減少します。

Suggested Reading

Buckberg, Gerald D., Navin C. Nanda, Christopher Nguyen, and Mladen J. Kocica. “What Is the Heart? Anatomy, Function, Pathophysiology, and Misconceptions.” Journal of Cardiovascular Development and Disease 5, no. 2 (June 4, 2018). [Source]

Anderson, Robert H, Reza Razavi, and Andrew M Taylor. “Cardiac Anatomy Revisited.” Journal of Anatomy 205, no. 3 (September 2004): 159–77. [Source]

Mitchell, Jamie R. “Is the Heart a Pressure or Flow Generator? Possible Implications and Suggestions for Cardiovascular Pedagogy.” Advances in Physiology Education 39, no. 3 (September 1, 2015): 242–47. [Source]