分光光度計は、科学系の研究で日常的に使用される分析装置です。吸光光度法とは、サンプルを透過した光がどれだけ化学物質に吸収されるかを分光光度計を利用して定量する測定法です。このビデオでは、透過率、吸光度、ランベルト・ベールの法則についての解説など吸光光度法の概念や分光光度計の構造を紹介しています。これらは、紫外•可視領域で測定された吸光度から溶液中の溶質濃度を定量するときの基盤となる概念です。また、ブランクの設定方法や目的の測定波長を用いたサンプルの吸光度測定法などの分光光度計の操作法、さらにサンプル濃度を定量するときに必要となる検量線についても触れています。最後に、細胞密度や化学反応速度の測定など生物学研究における分光光度計の利用方法やタンパク質や核酸の特性及び量を知るための微量分光光度計も紹介しています。
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