解糖の後半では グリセルアルデヒド-3-リン酸の2つの分子が グリセルアルデヒド-3-リン酸の2つの分子が 酵素グリセルアルデヒドリン酸デヒドロゲナーゼの 触媒作用により酸化し リン酸基が不安定な糖に結合して 1, 3-ビスホスホグリセリン酸を形成します その結果 2つの高エネルギー電子と2つの陽子が放出され キャリアNAD+に取り込まれて 2つのNADHと水素イオンが形成されます 次いでホスホグリセリン酸キナーゼは 各1, 3-ビスホスホグリセリンから ADPへリン酸基を移動し ATPの2つの分子と 3-phosphoglycerateを生成します 次いで 酵素ホスホグリセレートムターゼが この分子を その異性体2-ホスホグリセリン酸に変換して 酵素エノラーゼが水分子を放出し 新しい二重結合構造の ホスホエノールピルビン酸(PEP)を形成します ピルビン酸キナーゼを用いて リン酸基がPEPから除去されて ADPに与えられ 最終生成物のピルビン酸と共に さらに2つのATP分子が生成されます このように解糖の終わりに 2つのNADHと 2つのピルビン酸分子と共に 合計2つのATPが生成されます 酸素がある場合 ピルビン酸はさらに分解して NADHはその電子を 電子輸送チェーンに渡して NAD+を再生する場合があります