酵素免疫測定法(ELISA法)は、通常、目的のタンパク質の存在や量を検出するために利用されます。標的タンパク質の検出には抗体を用いるため、ELISA法は免疫学的測定法の一つになります。インキュベーションと洗浄の工程を通して、抗体(多くは酵素で標識されている)によりマイクロプレートリーダーのウェルにコートされたタンパク質が検出されます。その後、酵素抗体反応により発色させ、サンプル中の目的タンパク質の存在が確認できるようになります。
このビデオでは、ELISA法の基本理論、一次抗体、二次抗体について説明し、さらにブロッキング工程の重要性などにも触れています。各工程を実際に確認しながらELISA法の理論を学ぶことができます。また、ELISA法の一種である、サンドイッチ法や競合法について、さらに市販の妊娠検査薬などELISA法の応用例についても紹介しています。
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