JoVE Science Education
Biology II: Mouse, Zebrafish, and Chick
A subscription to JoVE is required to view this content.  Sign in or start your free trial.
JoVE Science Education Biology II: Mouse, Zebrafish, and Chick
Zebrafish Microinjection Techniques
  • 00:00Overview
  • 01:01Components of the Injection Apparatus
  • 02:09Preparing for Microinjections
  • 03:59Preparing Embryos for Injection
  • 04:47Injecting Zebrafish Embryos
  • 06:06Applications
  • 07:40Summary

ゼブラフィッシュへのマイクロインジェクション法

English

Share

Overview

ゼブラフィッシュ(Danio rerio)を研究に用いる利点の一つは、初期胚へのマイクロインジェクションにより容易に遺伝子を操作できることです。このテクニックにより、遺伝物質を含む液体やノックダウン目的の物質を胚割球に挿入することができます。受精したばかりの卵の胚細胞は卵黄の上に存在しています。細胞質への挿入は、割球に直接インジェクション又は卵黄にインジェクションし原形質流動を利用して拡散させることもできます。遺伝子操作を行い胚の表現型を解析することで発生メカニズムの解明につながります。

このビデオでは、ゼブラフィッシュ胚へのマイクロインジェクションの実施方法を紹介しています。インジェクション装置、空気圧により微量注入ができるマイクロインジェクターなどのマイクロインジェクションに必要不可欠な器具、その後、インジェクションを行う際に胚を固定するための寒天培地や、マイクロインジェクション装置のキャリブレーション方法などの重要な準備工程を説明しています。最後に、mRNAの挿入による遺伝子の過剰発現、アンチセンスモルフォリノオリゴヌクレオチド導入による遺伝子サイレンシング、特異的人工プラスミドDNAを用いたトランスジェニックゼブラフィッシュの作製などマイクロインジェクション法のアプリケーション例を紹介しています。

Procedure

ゼブラフィッシュ胚へのマイクロインジェクション法により溶液を直接注入することで、遺伝子機能や発生動態の研究ができます。インジェクションには通常1から4細胞期の胚が使用されます。なぜなら、この時期の胚には、まだ細胞と卵黄を仕切る膜が存在しないため、液体をどこに注入したとしても組織全体に拡散させることができるためです。マイクロインジェクション法により、タン?…

Disclosures

No conflicts of interest declared.

Transcript

Tags

Cite This
JoVE Science Education Database. JoVE Science Education. Zebrafish Microinjection Techniques. JoVE, Cambridge, MA, (2023).

Related Videos